杉山検校祭

 高等部理療科の行事として行っている杉山検校祭が5月17日(水)に本校会議室で開催されました。この行事は,江戸時代初期に活躍した視覚障がい者の鍼(はり)師で,視覚障がい者に鍼・あん摩を教育する施設をつくり職業自立に貢献した故杉山検校をしのび毎年実施しています。この会は,本校の卒業生であん摩マッサージ指圧師,はり師,きゅう師(以下「あはき師」と略す)として仕事をしている先輩の方にお話しをしていただき「あはき師」の仕事への理解を深め,進路選択に役立てる目的で実施している会です。
 今年は,2009年に本校専攻科理療科を卒業しGreen Room株式会社レイス治療院で主任マッサージ師として勤務されている本郷永華氏に「訪問マッサージってどんな仕事」と題して約40分お話をしていただきました。


 講演では,始め介護する側,される側のいらだちや負担の増加により家族の関係がぎくしゃくしていく中,訪問医療マッサージを受け身体の機能が少しずつ回復していくにつれ家族に負担をかけないようできることを増やしていこうと前向きになっていく利用者様と家族がその気持ちを知り家族関係も良くなっていく様子が動画により紹介され,このようなことはよく体験することであり,訪問マッサージ師は,利用者様と家族と直接コミュニケーションを取る時間も多く,在宅医療・介護のなかで果たす役割は重要ではないかとの話があり,知識・技術も重要ではあるがコミュニケーション力も重要であるとのお話しがありました。

 生徒の皆さんも近年,就職先として多い訪問医療マッサージの現場で活躍されている先輩のお話を真剣に聴いていました。今後の学習・進路選択に有意義な講演でした。

【講師紹介】 本郷永華(ほんごう えいか)氏 


○宮城県加美郡出身
○2009(平成21)年3月 宮城県立視覚支援学校(当時は盲学校)専攻科理療科卒業
○同年 訪問医療マッサージ レイス治療院就職
○現在 Green-Room株式会社 レイス治療院 マッサージ師主任として勤務 
※・(一社)国際ホリスティック・ヘッドタッチケア協会正会員
 ・英国LCICI認定チャンピサージマスターセラピスト
 ・LCICI JAPAN認定ヘッドタッチケアインストラクター セルフチャンピインストラクター取得
 ・英国LCICIチャンピサージon the Bed セラピスト取得